水素社会のその先

Hydro World

日本を代表する燃料電池車(FCV)であるトヨタのMIRAI(ミライ)。その二代目の発売が10月に予定されていることからも分かるように、FCVの技術開発や普及が進んでいます。今回お届けするのは、FCVを含めた「水素エネルギー」がどのような社会をもたらすのか、現状をまとめてみます。

液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」(https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20191211_1.html より)

そもそも、水素エネルギーがもたらすメリットについて考えてみると、

・化石燃料への依存を減らすことができる

・エネルギー的な安全保障を確立できる

・CO2排出削減により地球温暖化の進行を抑える

・新しい産業分野の創出が期待される

などがあります。これらを実現するための具体的なロードマップとしては、

①FCVと水素ステーションの普及による需要の拡大

②需要に見合った安価な水素の大量生産・調達

③水素の安全な貯蔵・流通の確保

となります。特に②の生産・調達においては、海外で生産した水素をLNG(液化天然ガス)のように船舶で運ぶ液化水素運搬船も開発が進められています。(川崎重工業「すいそ ふろんてぃあ」2020年秋頃の竣工、2021年に最初の水素運搬予定)。グローバルなエネルギー関係の中で、水素が放つ存在感は少しずつ増介していると言えるでしょう。