静岡県某所にて、20フィート・ハイキューブコンテナ2台の内部に、結露対策として「ケツロナイン」の吹き付け塗装を施工しました。

金属製のコンテナは、外気と内部の温度差などによって壁面や天井に結露が発生することがあります。

そこで今回は、一般的な塗装ではなく、発生した結露水を塗膜に吸収し、結露による水滴を抑えることができる結露防止塗料「ケツロナイン」を使用しました。

施工面積は1台あたり60㎡弱。コンテナ内部の壁面・天井を施工しています。

結露水を吸収する「ケツロナイン」とは?

今回使用したケツロナインは、菊水化学工業の水系結露防止塗料です。

大きな特徴は、発生した結露水を塗膜そのものが吸収することです。

メーカー公表値では、塗膜厚1mmで1㎡あたり最大600mLの結露水を吸収する性能があります。

さらに、湿度が高いときには湿気を吸収し、湿度が低くなると塗膜に含んだ水分を放出する吸放湿機能を持っています。

つまり、結露水を一時的に塗膜へ取り込み、周囲が乾燥したときに水分を放出する仕組みです。

このほか、防カビ性や断熱性なども備えており、工場・倉庫・体育館などの鉄骨部や折板裏など、結露が問題になりやすい場所にも使用されています。

コンテナ内部のように結露対策が求められる環境にも適した塗料です。

まずはしっかり養生

吹き付け施工を行う前に、床面や塗装しない部分をしっかり養生します。

コンテナ内部は壁面だけでなく天井まで全面的に吹き付けるため、塗料の飛散を考慮して作業範囲を保護してから施工を開始しました。

使用材料を搬入

今回施工したのは、20フィート・ハイキューブコンテナ2台です。

1台あたりの施工面積は60㎡弱。壁面から天井まで結露防止塗装を行います。

下地処理・下塗り

ケツロナインを施工する前に、施工面の状態を確認し、必要な下地処理・下塗りを行いました。

コンテナ内部は一般的な平らな壁とは異なり、鋼板の凹凸が連続しています。

凹部や入隅などに塗り残しがないよう、施工状態を確認しながら作業を進めます。

性能を発揮させるために「厚み」を意識して施工

今回の施工で特に意識したのが、ケツロナインの塗布量と塗膜の厚みです。

ケツロナインは、単に表面を白く仕上げればよい塗料ではありません。

結露水を吸収するという製品の性能を十分に発揮させるためには、メーカーの施工要領に沿って適切な塗布量・塗膜厚を確保することが重要です。

そのため今回は、コンテナ内部の凹凸部分まで塗料が行き渡るよう注意しながら、全体の塗布状態を確認して丁寧に吹き付けました。

できるだけ均一な厚みになるよう意識しながら施工を進めています。

近くで見ると、ケツロナイン特有の細かな凹凸を持った厚みのある塗膜に仕上がっていることが分かります。

施工完了

吹き付け完了後は全体の仕上がりを確認し、養生を撤去してコンテナ内部を清掃しました。

今回は20フィート・ハイキューブコンテナ2台を2日間で施工しました。

壁面から天井まで、塗り残しや大きなムラがないかを確認しながら仕上げています。

今回の施工概要

施工地域 静岡県某所
施工対象 20フィート・ハイキューブコンテナ
施工数量 2台
施工箇所 コンテナ内部 壁面・天井
施工面積 1台あたり60㎡弱
施工目的 内部の結露対策
使用材料 ケツロナイン(菊水化学工業)
施工方法 吹き付け施工
工期 2日間

コンテナの結露でお困りではありませんか?

コンテナ内部の結露は、壁や天井に水滴が付くだけでなく、保管している荷物や設備へ水滴が落ちる原因になることがあります。

ケツロナインのような結露防止塗料を使用することで、発生した結露水を塗膜に吸収し、水滴となって落下するのを抑えるという対策ができます。

ただし、下地の種類や状態、コンテナの使用環境によって適切な施工方法は異なります。

有限会社一建塗装では、住宅の外壁・屋根塗装だけでなく、工場・倉庫・コンテナなどの特殊な塗装工事にも対応しています。

コンテナ内部の結露や内部塗装でお困りの場合は、現場の状態を確認したうえで施工方法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。