水素で航行する飛行機

Hydro World

いつもは燃料電池車(FCV)についての話題をお届けしている「Hydro World」ですが、今回の話題はなんと飛行機!先日、欧州航空機大手のエアバス社から、温室効果ガスを排出しない、「ゼロe」(zero emission=排出ゼロ)をコンセプトとした旅客機の開発計画が発表されました。

エアバス社が発表した3機種(https://www.bbc.com/japanese/54244929より引用)

現在の旅客機はジェット燃料を大量に消費して航行するため、温室効果ガスの排出も多くなる傾向にありました。新型コロナウイルスの感染拡大によって航空機の利用が大幅に減ったことは、二酸化炭素の排出量減少につながった一因ともされています。そういった環境への負荷を減らす観点からも、水素を燃料とした航空機の開発には大きな注目が集まっています。

エアバス社の発表によれば2035年までに実用化する計画であり、開発する3機は液体水素を燃料としてガスタービンエンジンから動力を得て、燃料電池から電力を得る設計になるとのこと。ただ、一方で実用化には空港での給油(給水素?)のためのインフラ整備も必要になり、巨額の投資が求められることから、課題も多いとの見方も出ています。とはいえ、水素社会の到来に向けた大きなインパクトになることは間違いなく、期待を込めて今後の推移を見守りたいですね。